ストライプインターナショナルが地元の岡山大学と提携し、起業家精神を持った人材を育成するビジネス講座「SiEED(シード)」を2019年4月に開講する。国内外から経営者や研究者などの講師を招き、岡山から世界で活躍する人材を育てる。岡山大学の学生だけでなく、ビジネスマンや教職員、公務員、高校生などにも門戸を広げる。ストライプは運営経費を負担する。
東京への一極集中に危機感を持つストライプの石川康晴・社長と岡山大学の槇野博史・学長の思惑が一致し、タッグを組むに至った。都内で行われた会見で、同大の卒業生でもある石川社長は「20〜30年後も現在の(岡山の)地元企業が雇用を創出できるとは限らない。岡山の未来を支えるリーダーの育成は不可欠だ」と話した。槇野学長は「岡山大学にはバイオテクノロジーや情報テクノロジーなどの宝物とも言える研究成果があるが、必ずしもそれらを生かしきれていない。『SiEED』を人材育成だけでなく、教職員の意識改革にもつなげたい」と述べた。