4月に誕生したヘアケアブランド「ケシキ(KESHIKI)」は、“サロンのヘアケア入門版”をコンセプトに、毎日の生活でサロン品質を体験できるような価格と販路で展開する。ミニサイズのシャンプーとトリートメントのセット「ケシキのはじまり」(1280円)と、シャンプー(480mL、1850円)、トリートメント(480g、1850円)に、11月にはヘアオイル2種(各115mL、各2300円)が加わり、ラインアップを拡充。アイロンやドライヤーなどの熱ダメージを受けた髪を補修するという時代のニーズを捉えた処方と、人気イラストレーターの和泉琴華によるパッケージイラストが、インスタグラムや人気美容口コミアプリなどでも高評価となっている。
東京、ニューヨーク、香港、オランダなどに店舗を展開するインターナショナルヘアサロン「アソート トウキョウ(ASSORT TOKYO)」でも「ケシキ」を導入しており、店販としてはもちろん、サロンで使用する業務用としても人気だという。小林Ken「アソート」代表は「ケシキ」を導入した理由について、「もともとヘアケア製品をサロン専売品と一般用とで区別する意味はないなと思っていて、現にアメリカだとサロンのよい商品をどこでも買えるのが当たり前。逆に日本は区別することで、サロン専売品購入へのハードルを上げているような気もしている。『ケシキ』はサロンでも販売をしているが一般のバラエティーストアなどでも販売していて垣根がなく、“サロンのヘアケア入門版”といったコンセプトにも共感できる部分が多かった。あと、ラインがシンプルなのも導入の決め手。アシスタントでも提案しやすいと感じた」と語る。
「アソート」では業務用シャンプーも「ケシキ」に変えた。その使い心地については、「いい意味で“シンプルに使いやすい”。言いかえれば、どんな人にも使いやすいということ。熱ダメージを補修してくれるのも今の時代の女性の気持ちに合っているし、パッケージも価格も手に取りやすい。サロンには外国人客も多く、髪質が日本人に近いアジア系の人に特に人気。旅行でサロンを訪れるお客さまも多く、そういった人たちには使い切りやすいセット『ケシキのはじまり』が提案しやすく、実際に売り切れるほど」とその魅力を語る。
へアオイルには、専用のショッパーがついていて、美容師が手書きでメッセージを書くことができるので、美容師とお客のコミュニケ-ションにも最適なアイテムとなっている。小林代表は、自社のサロンスタッフに対し「もっと自分自身をお客さまにアピールして欲しいと考えている」と語るが、そのきっかけとなる仕組みを展開している「ケシキ」は、〝サロン経営にも貢献するブランド〟というポジションを確立している。
アンド・ナイン
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