ファッション

廃棄されたタイヤチューブから“クジラ鞄”を製作

 モンドデザイン(東京、堀池洋平・社長)のメンズバッグブランド「シール(SEAL)」が、CSデジタル衛星放送とケーブルテレビ放送でのドキュメンタリー番組などを手がけるディスカバリー・ジャパンと協業し、廃棄されたタイヤチューブをアップサイクルしたバッグを12月13日に公式オンラインストアで発売した。

 アップサイクルとは、単なる再利用ではなく元の製品よりも価値の高いモノを生み出すことを目的としたサイクル概念。カラーはブラックの1色展開で、価格は1万8500円。直営店舗の「シール」東京・表参道本店、大阪・南堀江店、神奈川・横浜店では19日に発売する。

 “親子で楽しめる鞄”をコンセプトに、マッコウクジラをモチーフとしたバッグは、ボストンバッグにもリュックサックにもなる2WAY仕様。タイヤチューブの質感と素材を活かしてクジラのフォルムを表現した他、止水ファスナーを採用して鞄全面の防水性を高めた。尾びれなどは国内の職人による手作業で、収納可能なリュックショルダーやイヤホンジャックなども備える。

 「シール」は全ての作業を国内の職人に委託する日本製にこだわったバッグブランドで、世界自然保護基金ジャパン(WWF)への寄付や植林など、購入を通して気軽に社会貢献ができる取り組みを行っている。

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