12月10〜14日に「WWD JAPAN.com」で掲載した記事の中から、5本の主要ニュースをお届け。併せて人事ニュースもまとめて紹介する。
【今週の主要ニュース】
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告発者によるゴーシャとのやりとりを示すスクリーンショット。ハイファッション・トーク グループの公式インスタグラム(@hftgroup)から
ゴーシャ・ラブチンスキーが未成年にわいせつ画像を要求か? ゴーシャ側は疑惑を否定
ゴーシャ・ラブチンスキー(Gosha Rubchinskiy)「ゴーシャ ラブチンスキー」デザイナーが、未成年にわいせつ画像を要求した疑惑が持ち上がっている。告発者である16歳の少年は、「ゴーシャがデザイナーとして信用できないことを知らせたい」として、インスタグラムなどで交わしたやりとりのスクリーンショットをフェイスブックのグループ「ハイファッション・トーク(HIGH FASHION TALK以下、HFT)」に投稿。それをインフルエンサーの「ダイエット プラダ(DIET PRADA)」などが取り上げたことで広まった。HFTは、「告発者によれば、削除されたメッセージはさらに露骨な要求をしていた」としている。(詳細はこちら)
「サムスン」の公式ウェイボーから
「サムスン」が「シュプリーム」とのコラボを発表するも「シュプリーム」は完全否定
「サムスン(SAMSUNG)」が、12月10日に中国で開催した新型スマートフォンGalaxy A8sのプレゼンテーションで「シュプリーム(SUPREME)」との驚きのコラボレーションを発表した。プレゼンテーションでは、両者のロゴがスクリーンに大々的に映し出され、「シュプリーム」のCEOを名乗るアジア系の2人の男が登壇。2019年のうちに北京に7階建ての旗艦店をオープンし、上海のメルセデス・ベンツ・カルチャーセンター(Mercedes-Benz Cultural Center)で初のランウエイショーを開催すると明言した。しかし、これに対し「シュプリーム」は公式インスタグラムで「『シュプリーム』が『サムスン』と協業して、北京に旗艦店をオープンしたり、メルセデス・ベンツのランウエイショーに参加したりすることはない。これらは全て虚偽であり、偽造組織の仕業だ」とコラボレーションを完全否定。双方の意見が食い違う結果となった。(詳細はこちら)
メルカリが朝刊に折り込みチラシ 北海道と名古屋限定で
フリマアプリのメルカリは、北海道と名古屋限定で12日付の朝刊に折り込みチラシを差し込んだ。ウェブのアプローチでは届かなかった主婦層、シニア層にチラシという王道の手法で発信することで、フリマアプリを超えて、“国民的インフラ”を目指す。15日付朝刊にも入る予定だ。メルカリは、フリマアプリ市場4835億円の中で成長し、2018年8月現在でメルカリサービス内での流通総額が3486億円となっている。今後、“国民的インフラ”を目指すにあたりさまざまなアクションを起こす。その一つとして今回のチラシ広告を実施。主婦(主夫)層、シニア層、地方の人々など、より幅広い人にサービスを利用してもらうことで生活に必要不可欠な存在として確立する。(詳細はこちら)
東京スタイルの公式サイトから
東京スタイルが休眠会社に TSIがグループ再編を発表
TSIホールディングスは、2019年3月1日付で子会社の東京スタイルが展開する6ブランドのうち4ブランドを子会社のサンエー・インターナショナルに移管し、2月末で2ブランドの国内事業を終了する。東京スタイルの前身は1946年に創業し、百貨店の婦人服事業で一時代を築いてきた老舗アパレルだが、その歴史に一旦区切りをつけて休眠会社になる。(詳細はこちら)
「ワークマンプラス」の1号店のららぽーと立川立飛は連日大勢の客で賑わう
絶好調「ワークマンプラス」があのライバルを名指しで挑発 大量出店計画を発表
作業着のワークマンがカジュアル業態「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」で出店攻勢をかける。今年9月に1号店をららぽーと立川立飛(東京)に出店し、現時点では3店舗しかないが、いずれも予想を大幅に上回る売れ行きであることを受けて出店加速を決めた。ショッピングセンター(SC)、路面店、既存の「ワークマン」の業態転換など、2020年3月期までに65店舗の体制にする。(詳細はこちら)
【今週の人事ニュース】
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ルッツ・ヒュエル 「デルポソ」新クリエイティブ・ディレクター (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「デルポソ」の新クリエイティブ・ディレクターにルッツ・ヒュエルが就任
スペインのグルーポ・ペルフメ・イェ・ディセーニョ(GRUPO PERFUMES Y DISENO)傘下のブランド「デルポソ(DELPOZO)」のクリエイティブ・ディレクターに、ルッツ・ヒュエル(Lutz Huelle)が就任した。2012年から同職を務めていたジョセフ・フォント(Josep Font)は9月に退任している。(詳細はこちら)
松重健太
「ハナエモリ」の新デザイナーに松重健太が就任 パリから見た日本らしさを発信
ハナエモリ・アソシエイツは、「ハナエモリ(HANAE MORI)」の新デザイナーとして、パリ在住の松重健太と契約した。松重は11月から職務に就いており、2020年春夏物よりデザインを統括する。なお、15年春夏からブランドのディレクションを行っていた天津憂との契約は18年10月で満了していた。(詳細はこちら)
「レオン」1月号表紙
「レオン」を率いた前田陽一郎ウェブ編集長退任 年内で主婦と生活社を退社
主婦と生活社のウェブ媒体「LEON.JP」の前田陽一郎・編集長が10日付で退任した。さらに年内いっぱいで主婦と生活社を退社する。理由については自身のSNSで「一身上の都合」としている。同社は11月19日に、前田編集長がメンズ誌「レオン(LEON)」を含めた複数の媒体を統括する第一編集部長付に就任する人事を発表したばかりだった。「LEON.JP」編集長の職務は、石井洋「レオン」編集長がレオン・コンテンツ事業室長に就いて担う。(詳細はこちら)
ピエール・イヴ・ルーセル(左)とジョナサン・アンダーソン「ロエベ」クリエイティブ・ディレクター STEPHANE FEUGERE / WWD (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
LVMHの元幹部がトリー バーチのCEOに就任
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)で長年重役を務めてきたピエール・イヴ・ルーセル(Pierre Yves Roussel)が、トリー バーチ(TORY BURCH)の最高経営責任者(CEO)に就任する。ルーセルは2018年初めにLVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEOを退任し、その後はベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOの特別アドバイザーとしてグループに残るとされていた。(詳細はこちら)
片桐隆雄・新社長
マガジンハウスの新人事で石﨑社長が会長に就任 後任は片桐副社長
マガジンハウスは12月12日付けで新たな人事を発表し、代表取締役会長に石﨑孟・社長が、社長に片桐隆雄・副社長が就任した。石﨑・新会長は1969年に平凡出版(現マガジンハウス)に入社。「アンアン(anan)」「クロワッサン(CROISSANT)」「ポパイ(POPEYE)」「ブルータス(BRUTUS)」の各編集部、書籍出版局の初代編集長、企画制作局局長などを経て、2002年12月から16年間社長を務めた。(詳細はこちら)
「メゾン キツネ」に“フィービー・チルドレン”のユニ・アンが参画
「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」は、新たなクリエイティブ・ディレクターとして「セリーヌ(CELINE)」のデザインディレクターを務めていた韓国出身のユニ・アン(Yuni Ahn)を迎えると発表した。同ブランドの売上高の9割を占めるファッション部門のクリエイティブ全般を統括する。(詳細はこちら)
「J&M デヴィッドソン」の新クリエイティブ・ディレクターに就任したケイティ・ヒリヤー(右)Lexie Moreland / WWD / REX / Shutterstock (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
「J&M デヴィッドソン」のディレクターに「サカイ」のバッグも手掛けるケイティ・ヒリヤーが就任
八木通商傘下の英国ブランド「J&M デヴィッドソン(J&M DAVIDSON)」は、2019-20年秋冬シーズンからクリエイティブ・ディレクターに英国人デザイナーのケイティ・ヒリヤー(Katie Hillier)を起用する。ブランドの創設者でもあるジョン・デヴィッドソン(John Davidson)とモニク・デヴィッドソン(Monique Davidson)夫妻は引退する。(詳細はこちら)