ファッション

大ぶりの“レタリング・ジュエリー”が来る!?

 ジュエリーの展示会を回る中で、アルファベットをかたどった“レタリング・ジュエリー”が気になっています。それは、「ディオール(DIOR)」メンズジュエリー・デザイナーに就任したYOONが2019年春夏コレクションで“CD”をかたどったリングやチェーンのジュエリーコレクションを披露していたり、ショールーム「セッション」で、その名もずばり「ザ レタリング(THE LETTERING)」というブランドのアルファベットをかたどったリングを見たりしたからです。

 ファッションのサイクルほど早くはありませんが、ジュエリーにもゆるやかなトレンドの流れがあり、大ぶりのアルファベットのリングやブレスレットが今あらためて新鮮に映ります。セッションで2019年春夏から新規で扱う「ザ レタリング」は、ドイツ出身のフィリップ・エバリー(Phillip Eberle)が13年に立ち上げたブランド。これまで「ブシュロン(BOUCHERON)」「マルタン マルジェラ(MARTIN MARGIELA)」「ヴェトモン(VETEMENTS)」でキャリアを積んだ人物です。ドイツのアトリエで職人によって手作業で作られるジュエリーは、スターリングシルバーを使用した硬派でモードな印象です。

 YOONによる「ディオール」のイニシャル・リングや「ザ レタリング」のアルファベット・リングは、普段見かける華奢でさりげないイニシャル・ジュエリーとは異なり、だいぶ大ぶりでそのクールなフォームが存在感を放っています。そしてユニセックスで使用できそうなデザインが特徴。“レタリング・ジュエリーは”男女を問わずこれから活躍しそうなジュエリーです。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。