DKSHジャパン(東京、マイケル・ロフラード社長)は2019年1月1日に、スイスの時計メーカーであるローラン・フェリエ(LAURENT FERRIER)と、「ローラン・フェリエ」の日本における独占輸入販売契約を締結する。DKSHジャパンは「ローラン・フェリエ」初の輸入代理店となる。
ジュネーブにアトリエを構える同ブランドは、“CREATIVELY CLASSIC”を掲げ、往年の機械式時計にインスピレーションを得た最新技術の時計を販売している。中心価格帯は約700万円。これまではアワーグラス銀座店や神戸のカミネなど専門店で販売していたが、今後は百貨店でも販売するという。
DKSHジャパンは、同じくスイスの高級時計ブランド「ボヴェ(BOVET)」の輸入代理店を務めており、同ブランドの中心価格帯は600万円。同社の下山貴夫・課長代理は、「『ローラン・フェリエ』は『ボヴェ』の卸先でも販売されており、よく知っていた。また『ボヴェ』を取り上げてくれるメディアからも、『素晴らしいブランドなのに、輸入代理店がないため掲載できない』という話を聞いていた。このたび直接紹介いただく機会があり、“シンプルで正確で整然とした美”を持つ時計を作るという哲学に感銘を受け、契約を結ぶことになった」と経緯について語った。その哲学はトゥールビヨンを搭載しながらも、あえて表から見えないようにデザインした文字盤などに見ることができ、「この奥ゆかしさが、日本の高級時計ファンのハートをつかむだろう」とした。
ブランドの創業者であるローラン・フェリエは1946年、ジュネーブ生まれ。時計ブランド「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」に37年間勤め、ムーブメントの設計などに携わった後、2008年に同社を退社。09年に、自らの名前を冠したブランドを創設した。
ヴァネッサ・モネステル(Vanessa Monestel)=ローラン・フェリエ最高経営責任者は、「今回のパートナーシップを通じて、日本の時計愛好家と『ローラン・フェリエ』の価値を分かち合えることを、とても楽しみにしている」とコメントした。