ファッション

アップサイクルブランドが完全アポイント制の直営店をオープン

 アップサイクルブランドの「マリオン ヴィンテージ(MALION VINTAGE)」は、直営店「ムール(Mour)」を東京・渋谷に開いた。閑静な住宅街にある中古一戸建てのワンフロアを店舗、上階をアトリエに改装。面積20平方メートルの店内は、アールヌーヴォー風の装飾や特注什器、ビンテージのカーペット、観葉植物を配置している。「マリオン ヴィンテージ」の新作コレクションをフルラインアップで見せる他、同店限定のアイテム、デザイナーの石田栄莉子と清水亜樹がアメリカで買い付けてきた古着やアクセサリーなどを販売している。住所は非公表で、来店は完全アポイント制。電話やメール、「ムール」の公式インスタグラム( @___mour___)のダイレクトメッセージでアポイントを取ることができる。接客はデザイナーの2人が行う。「ムール」の屋号は仏語で魅力を意味する“グラムール”と、英語で月の“ムーン”を掛け合わせた造語だ。

 「マリオン ヴィンテージ」は古着リメイクでコレクションを発表するアップサイクルブランド。昨年営業を終了したセレクトショップ、シェル(Cher)の企画担当だった石田と店長兼バイヤーを務めていた清水が立ち上げた。ビンテージのデニムやシーツ、ネクタイなどを解体して、全く異なる日常着や雑貨へと作り変えている。使用する生地や柄はアソートで、商品は全て一点モノ。16年12月にシェル内でスタートし、事業のクローズとともに独立した。現在の卸先は伊勢丹新宿本店など9店。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

アニメコラボ特集 ヒット連発の“制作秘話”に迫る

「WWDJAPAN」4月14日号は、「アニメIP」を特集します。一般法人法人 日本動画協会によると、2023年の日本のアニメ産業のグローバルにおける市場規模は前年比14.3%の3兆3465円となり、過去最高となりました。特に海外市場の成長が目覚ましく、前年比18.0%増の1兆7222億円とこれも過去最高を更新。日本市場を上回ったのは、コロナ禍の20年以来2度目のことでした。市場の盛り上がりは、東京…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。