花王は、“絶対に焼けない”世界初の日焼け止め処方を開発し、その新処方を採用したUVを「ビオレ(BIORE)」から2月9日に発売する。また、「ビオレUV」シリーズ最高クラスのUVカット効果を誇る新商品も同時に販売する。
世界初の新処方“ミクロディフェンス処方”を採用したのは「ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス」「ビオレUV アクアリッチ ウォータリージェル」(どちらも価格は950円前後を想定)の2種。同社の研究により、これまでの日焼け止めは、塗布時にミクロレベルの隙間が発生していたため、その隙間から紫外線が侵入して日焼けしていたことが分かった。また、ジェルタイプのUVは使用感が良いがUV防御剤の多量配合が難しく、ミルクタイプのUVはUV防御剤の多量配合は可能だが使用感はオイリーでべたつくという欠点があった。そこで、ウオーターベースの使い心地はそのままに独自製法で誕生した、UV防御剤を包み込んだ1万分の1ミリというサブミクロンサイズのカプセルを配合。このカプセルは汗や水にも落ちにくく肌に留まることができるため、素肌を負担なく紫外線から守ることを実現、“絶対に焼けない”日焼け止めが生まれた。
また、高温多湿の環境でも日焼け止めが落ちにくい新シリーズ「ビオレUV アスリズム」も誕生する。ウオーターベースの「ビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンス」(価格は1940円前後を想定)、オイルベースの「ビオレUV アスリズム スキンプロテクトミルク」(価格は1940円前後を想定)の2種をそろえ、汗や擦れに強い“タフブーストTech”技術を採用している(「ビオレUV アスリズム スキンプロテクトエッセンス」にはミクロディフェンス処方も採用)。いずれの日焼け止めもボディーソープで落とすことが可能。
花王の塗谷弘太郎ビオレ事業部事業部長は、「当社は世界共通の商品設計コンセプトとして、素肌の上にもう1枚の肌を纏うという『アウタースキン発想』を掲げている。そしてこれらの日焼け止めはアウタースキン発想の第一弾商品。快適で隙間のないプロテクト膜で紫外線から素肌を守る、日焼け止めの革新だと捉えている。日焼け止め事業のグローバル化を加速させ、2025年をめどにグローバルでの日焼け止め市場でトップ3ブランドを目指していく」と意気込みを語った。