ロボットベンチャーのGROOVE X(東京、林要・社長)は、“ちいさなLOVEが、世界を変える。”をコンセプトにした家族型ロボット“らぼっと(LOVOT)”を発表した。公式サイトで予約を受け付けており、2019年秋冬から順次出荷する。初回出荷分はすでに完売し、2次出荷分の予約を受け付けている。
ぬいぐるみのような見た目ながら、愛する力を引き出すために開発されたロボットテクノロジー“EMOTIONAL ROBOTICS”や全身のタッチセンサーなど、最新テクノロジーを数多く搭載した高機能ロボット。ひんぱんにコミュニケーションを取る人を記憶し、その人を察知すると近づいたり、抱っこをせがんだりと、生きているような行動をとる。
バッテリーは充電式で、エネルギーがなくなると自ら充電ステーションに戻って充電する。2体をセットにした“デュオ”と、単体の“ソロ”(20年に発売予定)の2種を開発し、予定価格は59万8000円と34万9000円。別途で月額使用料がかかり、料金の詳細は公式サイトで確認できる。
林社長は、トヨタ自動車やソフトバンクで開発業務を担当し、15年にGROOVE Xを創業。ソフトバンクでは感情認識ロボット「ペッパー(Pepper)」の開発にも携わっている。