ザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)が発表したウール100%のフェイクファーが注目を集めている。先ごろ東京国際フォーラムで行われたニット製品やテキスタイルを集めた展示会「ジャパン・ベストニット・セレクション2018」に協賛社として出展し、世界のファッション界のキーワードであるサステイナブルやファーフリーの流れに対応した素材として好評を得た。
本物のファーとそん色ない毛触りと風合い、ウールならではの吸放湿性や防臭性、生分解性があり、土に還る環境にやさしい点が特徴だ。同社担当者は、「ウールの広がる可能性に世界が注目している。ラグジュアリーブランドのファーフリー宣言が相次ぐ中で、ウールのファーが大きな話題を集めた」と話した。
ザ・ウールマーク・カンパニーは非営利法人オーストラリアン・ウール・イノベーション (AWI) の子会社。資金協力している約6万の牧羊業者を代表して、最上級の天然素材と位置づけるオーストラリア産ウールの研究開発とマーケティングを行い、世界的なサプライチェーンをサポートしている。