ザ・ウールマーク・カンパニーと文化ファッション大学院大学(BFGU)が共催するデザインアワード「第3回BFGU・ウールマーク次世代賞(BFGU The Woolmark Company Next Generation Award)」が開かれ、ファッションデザインコース2年次生で中国人留学生のチョウ・トウ(Tong Zhang)さんが優勝した。
同アワードは2016年、BFGUの学生を対象にファッションを学ぶ次世代デザイナーの育成を目的にスタート。オーストラリア産のメリノウールを活用した作品を審査するもの。優勝者はメリノウールの産地でザ・ウールマーク・カンパニー本社のあるオーストラリアへの研修旅行の権利を得る。
12月7日に行われた公開審査会では、9人の学生がプレゼンテーションを行った。優勝者のチョウさんは「SAMPLE LINE」をテーマに、着物のようなシルエットに変形するコートや、ロックミシンの縫い目を模様にしたオリジナル生地を用いたトップスやハットを含む3ルックを発表。ウールの表現力と細かな技術が評価をされた。同作品は2019年1月28日~2月1日に開催の「第11回文化ファッション大学院大学ファッションウィーク」で披露される予定だ。
審査員はザ・ウールマーク・カンパニーからサミュエル・コクデ(Samuel Cockedey)日本支社長、ソフィー・ジェイ・ライト(Sophie Jay Wright)クリエイティブ プロジェクトマネジャー、齋藤佳子マーケティング&コミュニケーションマネジャー、BFUGから櫛下町伸一ファッションクリエイション専攻 専攻長教授、加藤登志子ファッションクリエイション専攻ファッションテクノロジーコース主任教授が、ゲスト審査員として秋本和利・吉田染工 東京事業所長、北村恵奈「リトイズ(RETOY'S)」編集長、大杉真心「WWDジャパン」記者が務めた。