資生堂は2019年1月1日、中国におけるマーケティングや新規事業開発を行う拠点「中国事業創新投資室」を中国・上海に設立する。同社が戦略立案や製品開発、マーケティングを行う拠点として世界主要エリアに設置を進めているセンター・オブ・エクセレンス(COE)のひとつで、同室はビジネスイノベーションのCOEとなる。ビジネスイノベーションCOEヘッドには、ユニリーバ(UNILEVER)やロレアル(L'OREAL)、「バーバリー(BURBERRY)」などのマーケティング事業を担当してきたキャロル・ゾウ(Carol ZHOU)が就任する。
既存の枠にとらわれない人材によって新たなイノベーションや事業モデルが発信され、現在もスタートアップ企業が増加傾向にある中国。同室は、スタートアップ企業を中心とした現地企業との協業を推進し、中国人の消費動向に基づいたイノベーション開発や化粧品領域などの事業開発を行う。これにより、同社の中国事業の基盤を押し上げ、資生堂グループのビジネスを世界レベルに引き上げることを目指す。