2018年、世界のコレクション会場でもひときわ注目される存在となった双子モデルのAMIAYAだが、その中でも目を引くのがビビッドなピンクヘアだろう。遠くからでも認識できるそのピンクヘアは、彼女たちをよりアイコニックな存在にしている。そのピンクヘアを担当するのが、浦さやか「オトペ(otope)」代表だ。18年11月1日に表参道から原宿に店舗を拡張移転し、新たにネイリスト兼アイリストのスタッフも参加。さらなる個性的なデザインを発信している浦代表にはそのピンクヘアの秘密と共に、その発想源ともなっている自身が描くパラパラ漫画についても語ってもらった。
WWD:AMIAYAさんの特徴的なピンクヘアは浦さんが手掛けているが、ピンクヘアにするきっかけは?
浦:もともとAYAちゃんが「オトペ」に通ってくれていて、AMIちゃんは別のヘアサロンに通っていたんです。その時は2人ともヘアスタイルは違っていたんですが、ある時2人の間で「双子感を出していこう」となったみたいで、2017年3月に2人ともおそろいのピンクヘアにしました。ヘアスタイルも切りっぱなしのボブで、少しずつですが実は短くなっているんです。最近は前髪も少し短めにしてヘアもコンパクトになり、よりアイコニックな感じになっています。
WWD:かなりビビッドなピンクヘアだが、どう作っている?
浦:ブリーチしてからヘアカラー剤のピンク系で染めて、その上からカラークリームの「マニックパニック(MANIC PANIC)」の「ホットホットピンク」をのせて作っています。最近は「ディレクションズ(DIRECTIONS)」の「カーネーションピンク」を使ったりもします。髪の根元が黒くならないように、月に1回くらいはサロンでブリーチしていますね。
WWD:AMIAYAさんと同じヘアカラーを希望する人も多い?
浦:ピンクを希望する人は多いですが、これくらいビビッドなピンクヘアは一般の人だと浮いてしまって、正直難しいです。あのAMIAYAちゃんのファッション性とキャラクターがあるから似合っているとも思うので。
WWD:ちなみに浦さんの薄いピンクヘアも特徴的だが。
浦:私は3~4カ月前にブリーチして、あとはピンク系のカラーシャンプーを何種類か混ぜて使っています。あまり濃くならないようには気をつけています。根元の黒い毛が見えてきていますが、それもデザインとして生かしています。
浦さやか「オトペ」代表が自身で描いたパラパラ漫画
WWD:浦さんはAMIAYAさんに限らずその独特なヘアデザインが人気となっているが、最近インスタグラムを見ていると、ヘアの他に自身が描いたパラパラ漫画も投稿している。あれはどういった意図があるのか?
浦:あれは完全な趣味です(笑)。毎朝6時に起きて、1話ずつ描いています。登場人物は私自身をキャラにしたもので、パラパラ漫画のアプリを使って作っています。だいたい1時間くらいで1話完成するのですが、ストーリーを考えることで頭が活性化している気がします。いつか漫画家デビューできればいいですけどね(笑)。