渋谷駅周辺開発マップ 東急電鉄による渋谷再開発情報の公式サイトから
2019年は、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、東京を筆頭に全国で商業施設の開業やリニューアルオープンが続く。秋に開業ラッシュを迎える東京・渋谷エリアを始め、日本初上陸の「誠品生活」や「エースホテル(ACE HOTEL)」など話題の新スポットが登場する。そこで、全国の商業施設やホテルなどのオープン情報やリニューアルする施設を月ごとに紹介する。
1月
JR原宿駅前の商業施設
「神宮前6丁目プロジェクト(仮称)」(東京・原宿)
場所はコーポオリンピア前の旧コクド本社跡地。電通とPR代理店大手のサニーサイドアップが共同で開業、テナントは現時点では発表されていない。
2月
星野リゾートの新ブランド
「BEB 軽井沢」(長野・軽井沢)
“ルーズなホテル”がテーマの宿泊施設。全73室。35歳以下は通年1室あたり税込1万6000円。
“茶室型”の新カプセルホテル
「ホテル・ゼン・トーキョー(hotel zen tokyo)」(東京・人形町)
旅館の企画開発・運営を行うホテルスタートアップのSENが展開する。“禅”がテーマ。宿泊料金は6000~1万2000円、全78室。
4月
「無印良品 銀座」「MUJI HOTEL GINZA」のイメージ
1棟丸ごと「無印良品」
「MUJIホテル」&世界旗艦店「無印良品 銀座」(東京・銀座)
4日オープン。「無印良品 銀座」は地下1~地上6階の全7フロア構成となる。「MUJI HOTEL GINZA」は新旗艦店の上層階。全79室。
春
複合型エンターテインメント施設
「アソビル」(神奈川・横浜)
日本郵便が所有する横浜中央郵便局別館をリノベーション。地下1階から地上4階と屋上で構成。“遊べる駅近ビル”をコンセプトに体験型コンテンツを用意する。
リニューアルオープン
「セリーヌ(CELINE)」表参道店(東京・表参道)
メンズ・ウェメンズの両方を展開するコンバインショップにリニューアルする。
リニューアルオープン
「銀座アルマーニタワー」(東京・銀座)
2018年2月末から1年かけて改装。“カスタマイゼーション”をキーワードにVIPサービスを強化する。
開業以来の大規模改装
「阪急メンズ東京」(東京・銀座)
2011年10月の開業以来初の大規模な改装。3分の2のフロアに手を入れ、高級ブランドやストリートファッションの品ぞろえを強化する。
商業施設「ラカグ(la kagu)」が業態転換
「アコメヤ トウキョウ イン ラカグ(AKOMEYA TOKYO in la kagu)」(東京・神楽坂)
「ラカグ」は19年1月31日に営業終了。客のニーズに応えるべく“和”を提案するアコメヤへ業態転換する。
夏
沖縄初80店、大型モール
「パルコ シティ(PARCO CITY)」(沖縄・浦添)
パルコと沖縄の小売り大手のサンエーが協業する。沖縄初出店の「ザラ(ZARA)「アトモス(ATMOS)」を筆頭に250店舗が出店。那覇空港から車で10分ほどの好立地にあり、店舗面積は約6万平方メートル。地上6階建て(商業ゾーンは1~3階)。
9月
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旧本館ロビーの意匠を引き継ぐ
「ホテルオークラ東京」(東京・虎ノ門)
上旬にリニューアルオープン。「ホテルオークラ東京」は1962年に開業。11年の東日本大震災を受け、耐震・制震性の向上のために建て替える。客室は2棟で全508室。
広域型ショッピングセンター
「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと沼津」(静岡・沼津)
店舗面積約6万4000平方メートルの4階建て。店舗数は約220店。敷地内は3カ所、計約5000平方メートルの緑地を整備する。
秋
JR川崎駅前に中規模商業施設
「川崎ゼロゲート(仮称)」(神奈川・川崎)
地上2階建ての建物を1棟賃借し、パルコがテナントを選定&誘致する。投資金額は約1億円、延べ床面積は約3400平方メートル。JR川崎駅東口のバスロータリーに隣接する。
九州最大級のアウトレットモールが増床
「鳥栖プレミアム・アウトレット」(佐賀・鳥栖)
九州の交通の結節点第である鳥栖インターチェンジ(IC)にほど近い立地。店舗面積を約3600平方メートル拡大。約20店舗増やし、約165店舗を見込む。
渋谷スクランブルスクエア(渋谷駅街区共同ビル事業者)
渋谷エリア最高のビルが開業
「渋谷スクランブルスクエア(第1期・東棟)」
高さ230mを誇る。地下2階~地上14階が都市型商業施設、17~45階がオフィス、45~46階と屋上には屋内外の展望施設。商業施設部分は16層からなる縦型のショッピングモール。
道玄坂一丁目駅前地区外観イメージ (c) 東急不動産
「東急プラザ」が復活
「渋谷フクラス(FUKURAS)」(東京・渋谷)
地下4階~地上18階。敷地面積は3336平方メートル。商業施設は大部分が「東急プラザ渋谷」。9~16階のオフィス部分にはGMOインターネットグループが入る予定。
スヌーピーミュージアムが目玉の複合型商業施設
「南町田グランベリーパーク」(東京・町田)
東京都町田市と東急電鉄が官民共同で開発。総敷地面積は約8万3000平方メートル、約200店舗が入る予定。六本木から移転するスヌーピーミュージアムは南町田では六本木の2倍規模。
台湾の「誠品生活」が日本初進出する複合商業ビル
「コレド(CORED)室町テラス」(東京・日本橋室町)
地上26階、地下3階、延べ床面積は16万8000平方メートル。地下1階~地上2階の約6000平方メートルが商業エリア、地上5~25階がオフィスフロア。
眼鏡企業ジンズ(JINS)社長が故郷・前橋にホテル(群馬・前橋)
ジンズの田中仁・社長が個人のライフワークとしてホテルを建設中。2008年に廃業した老舗の白井屋旅館の土地と建物を買い取り、4階建ての建物をリノベーションする。客室は25室。
11月
世界最先端の商業施設へ
「渋谷パルコ」(東京・渋谷)
1973年にオープン、2016年8月に建て替えのため営業休止した。延べ面積は6万3830平方メートルで、フロアは地下3階~地上19階の22層構造。
御堂筋に新ビル建設
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」(大阪・心斎橋筋)
ルイ・ヴィトン ジャパンが大阪・心斎橋筋2丁目に新しいビルを建設中。「大阪Mプロジェクト」という仮称の同ビルは敷地面積約7500平方メートル、延べ床面積は地上7階・地下1階で4200平方メートル。2019年11月15日に工事完了予定。
12月
新歌舞伎座跡地
「ホテルロイヤルクラシック大阪」(大阪・難波)
設計デザインは隈研吾建築都市設計事務所。地下1階地上19階の20階で、延べ床面積は2万6500平方メートル。150室の客室をはじめ、レストランやラウンジ、2つのチャペルなどを設ける。
冬
歴史的建築物を改装して滞在型ホテルに
「高島屋東別館」(大阪・浪速)
1937年に建てられた歴史的建造物である高島屋の東別館の意匠を生かす。シンガポール不動産大手のアスコットがテナントに入り「シタディーン(CITADINES)」の名称で300室以上を有する滞在型ホテルに。
米エースホテル(ACE HOTEL)が日本上陸
「エースホテル京都」(京都・中京区)
場所は京都市中心部の商業施設「新風館」跡地に完成予定の複 合商業施設内。既存の新風館のすぐ隣に新規棟を建て、2~7階をホテルとする。既存の新風館の2~3階もホテル客室となる予定で、客室は合計213室。