インテリア最大手のニトリホールディングスの似鳥昭雄・会長兼CEOは12月27日の決算会見で、2019年末の日経平均を「来年は2万円近辺になる。これ以上は言えない。詳しくは来年1月7日発売の『週刊現代』で話しているからぜひ読んでほしい。為替は105〜110円になるだろう」と語った。似鳥会長の株価予想は的中率が高いと評判で、今年の年初のテレビ番組や雑誌で18年末の日経平均を1万9500円と予測。12月27日は前日比750円56銭(3.88%)高の2万77円と今年最大の上げ幅で2万円台をかろうじて回復したものの、米国の景気減速を予言していた似鳥会長の分析力に驚きの声が広がっていた。
似鳥会長は19年以降の景気を「先行指標として注視している住宅関連の指標が日米で下がっており、来年以降は世界的に下り坂になる。私も所有しているマンションなどは昨年今年で全部売り払った」と言う。
きょう発表した18年3〜11月決算は売上高が前年同期比6.1%増の4485億円、営業利益が同10.8%増の780億円、経常利益が同11.4%増の796億円、純利益が同1.5%増の520億円だった。通期の見通しを売上高が前年比7.3%増の6140億円、営業利益が同6.0%増の990億円、経常利益が同5.4%増の1000億円、純利益が同5.9%増の680億円と据え置いており、32期連続の増収増益をほぼ手中に収めている。