「SK-II」は、米ラスベガスで1月8〜11日に開催している世界最大級の家電・IT見本市「CES 2019」に初出展し、2018年5月に東京で開催した「フューチャーX スマート ストア バイ SK-II(FUTURE X Smart Store by SK-II)」を展開している。同年5月以降は上海やシンガポールなどでも開催しており、顔認証技術やAIなどの最新技術と、ブランド独自のスキンケアサイエンスや肌分析技術の組み合わせによって実現した次世代のスキンケア体験を提供する。
「フューチャーX スマート ストア バイ SK-II」では、これまでの肌分析マシンを肌に当てるのとは違い、ブースに座るだけで肌分析が可能だ。また“スキンケア ウォール”では顔を自動で読み取って分析結果を表示し、“スマートビューティーバー”ではその人に合った製品情報を提案する。さらに動きを感知するプロジェクションマッピングテーブル上で手をかざすだけで、商品をオンラインストアのカートに入れることもできる。また会場のデジタルウォールは客の目や口の動きを読み取り、表情や瞬きに応じて色のトーンが変化するもので、自分だけのデジタルアートを背景に写真も撮れる。
ストアでは「SK-II」のロングセラー商品「フェイシャル トリートメント エッセンス」にIoT機能を備えたボトルの試作品も用意。専用アプリと連動し、開封してからの期間や買い替え時期を発信するなど、スキンケア体験をさらに高める機能の付加を予定している。
サンディープ・セス(Sandeep Seth)「SK-II」グローバル最高経営責任者は「『フューチャーX スマート ストア バイ SK-II』は、ストアに足を踏み入れた瞬間から家に帰って実際に製品を使用してもらうまでの包括的なスキンケアの体験を、魅力的でストレスのないものにしようという取り組みの表れ。自分の肌や製品について、誰の目も気にせず自分のペースで知ることができる。私たちが目指すのは、人を機械に置き換えることではなく、お客さまにとってもっと快適で意味のある体験を作り出すために、テクノロジーの力を補完的に活用していくことだ」とコメントしている。