1月7〜11日に「WWD JAPAN.com」で掲載した記事の中から、5本の主要ニュースをお届け。併せて人事ニュースもまとめて紹介する。
【今週の主要ニュース】
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左から、ジョナサン・エイクロイド=ヴェルサーチェCEO、ドナテラ・ヴェルサーチェ、ジョン・アイドル=カプリ会長兼CEO RAHI REZVANI (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
マイケル・コースがヴェルサーチェの買収を完了 社名をカプリ ホールディングスに正式変更
マイケル・コース ホールディングス(MICHAEL KORS HOLDINGS)は、2018年9月25日に発表したヴェルサーチェ(VERSACE)の21億ドル(約2310億円)での買収を同年12月31日に完了した。またこれを機に、19年1月2日付で社名をカプリ ホールディングス(CAPRI HOLDINGS以下、カプリ)に変更した。同社は17年にジミー チュウ(JIMMY CHOO)を12億ドル(約1320億円)で傘下に収めている。(詳細はこちら)
「ユニクロ」がブラでもシェア急拡大、原動力の“ワイヤレスブラ”進化の裏側
2018年8月期で売上高2兆円を超えたファーストリテイリングの主力業態「ユニクロ(UNIQLO)」の快進撃が、下着でも続いている。03年の“ヒートテック”、08年の“ブラトップ”、16年の“ワイヤレスブラ”の発売を経て、下着でも揺るぎないポジションを築いているが、中でも“ワイヤレスブラ”はその後のノンワイヤーブラの市場拡大をけん引する商品になった。「ユニクロ」は商品カテゴリーごと、アイテムごとの売上高を公表していないものの、同社広報によると「17年は16年の倍以上、18年も前年を超えている」という。(詳細はこちら)
パーソナルアドバイスのイメージ画像
「ストライプデパートメント」がビューティ分野でもパーソナル接客開始
F2層(35~49歳)向けのECサイト「ストライプデパートメント(STRIPE DEPARTMENT)」は9日、ビューティ分野でパーソナルアドバイスサービスを開始した。利用者が答えたアンケートをもとに、チャットでビューティアドバイザーが商品を提案する。利用料金は1回あたり1000円だが、提案された商品を1点でも購入すればアドバイス自体は無料となる。サービス導入によってセット購入率を高め、「1回あたりの購入金額を1.5倍以上にする」(広報担当者)。(詳細はこちら)
ヴァージル初の「ルイ・ヴィトン」ポップアップ 初日は極寒の中1100人が行列
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON以下、LV)」は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh以下、ヴァージル)がメンズ・アーティスティック・ディレクターに就任して初のコレクションとなる2019年春夏シーズンのアイテムを先行販売する期間限定店を原宿にオープンした。入店は事前抽選制で、1月31日までのオープン期間中、毎朝6時~8時半までの間でポップアップ付近の指定場所に並んだ人に抽選券を配る。当選者は営業時間の11~19時の間で、1時間ごとに30人ほどが入店する権利を与えられる。(詳細はこちら)
「無印良品」イオンモール堺北花田店
大手SPA、専門店の12月度は既存店ベースで売り上げ増も「楽観はできない」
大手SPA、セレクトショップ、専門店の2018年12月度の売上高(既存店ベース)は、前年を上回っている企業も多いものの、暖冬による冬物不振の影響が出ている。値引きによって収益性が悪化しているというケースもある。暖冬が直撃し、10~11月と前年実績を下回っていたユニクロの国内既存店とECの合計売上高は、前年同月比5.2%増となった。気温の低下につれて防寒衣料が動いたが、年末にかけて割引券の配布などのキャンペーンを実施したことで客数が同4.3%増と伸びた点がけん引した。しかし楽観はできない。10日に発表したファーストリテイリング18年10~11月期決算は、売り上げ不振と値引き強化によって国内ユニクロ事業の営業利益が前年同期比29.9%減と大きく割り込んだ。(詳細はこちら)
【今週の人事ニュース】
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新社長候補として1月15日にロート製薬に入社する杉本雅史氏
ロート製薬新社長に武田薬品子会社の前社長が内定
ロート製薬は、武田薬品子会社の武田コンシューマーヘルスケア前社長、杉本雅史氏を1月15日に戦略アドバイザーとして迎え入れ、6月の株主総会と取締役会で社長に任命する人事を発表した。(詳細はこちら)
「メンズクラブ」2月号増刊号の表紙
「メンズクラブ」と「エスクァイア」の編集長が交代
ハースト婦人画報社は、1月1日付の人事を発表した。メンズ誌「メンズクラブ(MEN'S CLUB)」と「エスクァイア・ザ・ビッグ・ブラック・ブック(Esquire The Big Black Book以下、エスクァイア)」の日本版両誌の新編集長に西川昌宏「メンズクラブ」副編集長が昇格した。大槻篤・前編集長は広告本部コンテンツ マーケティング部に異動した。(詳細はこちら)
「ファッジ」1月号の表紙
「ファッジ」編集長が交代 前編集長はクリエイティブ・ディレクターに
三栄書房が月刊で発行するファッション誌「ファッジ(FUDGE)」の和田宗明・編集長は1月4日付で「ファッジ」とそのメンズ版「メンズ ファッジ」のクリエイティブ・ディレクターに就任した。「ファッジ」編集長は鈴木幹也「メンズ ファッジ」編集長が兼任し、副編集長には「メンズ ファッジ」編集部の深江高志が就任した。2月12日発売の3月号から新体制になる。(詳細はこちら)
マッテオ・ガエタ=マーション・アイウェア アジア太平洋地域担当マネージング・ディレクター
米マ-ション・アイウェアのアジアトップに元サフィロジャパン社長
アメリカの眼鏡企業マーション・アイウェア(MARCHON EYEWEAR)は、1月からアジア太平洋地域担当マネジング・ディレクターにマッテオ・ガエタ(Matteo Gaeta)氏を任命した。香港にあるマーション・アイウェアのAPAC地域本部を拠点に、日本をはじめ中国、香港、シンガポールの現地法人を含むアジア地域のビジネスのトップを務める。前任のコニー・ライ(Connie Lai)氏は退社した。(詳細はこちら)
サイモン・スパー(中央)と「セブン フォー オール マンカインド」デザインチーム (c) FAIRCHILD PUBLISHING, LLC
プレミアムジーンズの「セブン フォー オール マンカインド」に新グローバル・クリエイティブ・ディレクター
「セブン フォー オール マンカインド(SEVEN FOR ALL MANKIND以下、セブン)」が、グローバル・クリエイティブ・ディレクターにサイモン・スパー(Simon Spurr)を任命した。同ブランドを傘下に持つイスラエルが拠点のデルタ・ガリル・インダストリーズ(DELTA GALIL INDUSTRIES、以下デルタ)は、「セブン」の新たな成長戦略として主力製品であるプレミアムジーンズのアップデートや新カテゴリーでのライセンス事業への参入および出店、南米やアジアなど国外市場の拡大を打ち出しており、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」などでメンズデザイナーを務めてきた同氏の就任はその流れに沿った動きだ。(詳細はこちら)