ファッション

米現代アーティスト、トム・サックスが東京で個展開催 松の葉を綿棒で再現した「Bonsai」などを展示

 ニューヨークを拠点に活動する現代アーティストのトム・サックス(Tom Sachs)が、個展「ティーセレモニー(Tea Ceremony)」を東京・新宿の東京オペラシティ アートギャラリーで開催する。会期は4月20日から6月23日までで、入場料は一般が1400円、大学生・高校生が1000円、中学生以下が無料。

 トム・サックスは、1966年ニューヨーク生まれ。ベニントン大学を卒業後、ロンドンの私立建築学校AAスクール(AA School)で建築学を専攻。その後、建築家フランク・ゲーリー(Frank Gehry)の事務所で家具制作に2年間携わり、アーティストとしての活動を本格化させた。作品の多くは“handmade piece from readymade goods(手作りの既製品)”がテーマで、「プラダ(PRADA)」のシューズボックスを使用して作った便器「Prada Toilet」や、「エルメス(HERMES)」の包装紙で「マクドナルド(McDONALD’S)」のハンバーガーセットを再現した「Hermes Value Meal」、「シャネル(CHANEL)」のロゴが刃に大胆に配された真っ黒のチェーンソー「Chanel Chainsaw」など、ファッションをモチーフとした作品を数多く制作してきた。

 「ナイキ(NIKE)」とは“正式に”コラボレーションしたスニーカーを何度も発表。17年に発売した“ナイキクラフト マーズヤード 2.0(NIKECRAFT MARS YARD 2.0)”(2万2000円)は、多くのメディアでその年のベストスニーカーの一つに選ばれたこともあり、二次流通市場において約10〜20倍の価格で取り引きされる人気スニーカーとなっている。

 今回の個展は、タイトル通り茶道をはじめとした日本文化にオマージュを捧げたもので、何百本もの綿棒を使用して松の葉を再現した「Bonsai」などが展示される予定だ。

■Tea Ceremony
日程:4月20日〜6月23日
時間:11:00〜19:00 ※金・土曜日のみ20:00まで
場所:東京オペラシティ アートギャラリー
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
入場料:一般 1400円 / 大学生・高校生 1000円 / 中学生以下 無料

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