東急不動産は、渋谷・道玄坂で開発中の南平台プロジェクト(仮名称)のビル名を「渋谷ソラスタ(SHIBUYA SOLASTA)」に決定した。名称は空(SOLA)と太陽(SOLAR)、ステージ(STAGE)からの造語で、“空の下で多彩なワーカーが活躍する舞台”となってほしいとの意味を込めた。ビルは地上21階、地下1階で、駐車場も併設する。場所は国道246号線沿いで、渋谷駅から徒歩約6分。同社が都内で運営する会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート(Business-Airport)」の8店舗目となる渋谷南平台店を5月15日に開業し、その後企業オフィスなどは順次オープンする。8月ごろをめどに東急不動産の本社も同ビルに移転する予定だ。
3階に構えるシェアオフィス「ビジネスエアポート」は、ダイバーシティーやスクランブル交差点をテーマに内装をデザインした吹き抜けの空間で、ガラス張りとなっている。渋谷エリアの特性を考慮して、音楽関係の事業にも対応可能な防音の2部屋も用意する。営業時間は平日の8~20時と土曜日の10~18時で、月額9000円からの会員制となる。
ビルの最上階には屋上空間を活用したスカイテラスとラウンジを用意し、各階にはテナント用のテラスを設けた。また、IoT(モノのインターネット)を活用したソフトサービスの導入を予定している。さらに4階には東急不動産ホールディングスグループのインフィールドが運営する貸し会議室「渋谷ソラスタコンファレンス(SHIBUYA SOLASTA CONFERENCE)が入り、6月1日に開業する予定だ。