「リーボック(REEBOK)」のアンバサダーを務めているスリム・ジミー(Slim Jxmmi)とスウェイ・リー(Swae Lee)の兄弟ヒップホップデュオのレイ・シュリマー(Rae Sremmurd)が、約10カ月ぶりとなる来日公演を1月16日に東京・新木場スタジオコーストで行った。前回の公演は、「リーボック クラシック(REEBOK CLASSIC)」のスニーカー“DMX”の復刻を記念した約200人の関係者向けのイベントだったため、一般客向けのライブは実質これが初めてだった。
スリムは「ナイキ(NIKE)」の“エア ジョーダン 11 プラチナム ティント(AIR JORDAN 11 PLATINUM TINT)”を、スウェイも同じく“エア ジョーダン 1 ルーキー オブ ザ イヤー(AIR JORDAN 1 ROOKIE OF THE YEAR)”を履いて登場。2人とも「リーボック」のアンバサダーでありながら「ナイキ」のスニーカーを履く、堂々たる“浮気”を見せた。
ライブは人気曲「No Type」を皮切りに、「Powerglide」や「Swang」「Black Beatles」など全17曲を披露。2人は頻繁に最前列のファンのiPhoneで自撮りを行い、終盤にはファンをステージにあげるなど、終始観客と距離が近いライブだった。
レイ・シュリマーは、1991年生まれの兄スリム・ジミーと、93年生まれの弟スウェイ・リーが2009年に結成。甲高いフロウとキャッチーなフックが特徴で、敏腕プロデューサーのマイク・ウィル・メイド・イット(Mike Will Made-It)に早くから実力を買われ、14年発表のデビューシングル「No Flex Zone」と15年発表のセカンドシングル「No Type」がそれぞれ全米チャートで23位、9位のビッグヒットを記録。その後16年に発表した「Black Beatles」が、カメラに写る全員がマネキンのように静止しその様子を動画で撮影して投稿する、SNSで大流行した「#MannequinChallenge(マネキンチャレンジ)」のBGMに使用されたこともあり、人気ヒップホップアーティストの仲間入りを果たした。