ファッション

リアーナが実父を訴える 姓である“フェンティ”の使用を巡り

 ビューティーブランド「フェンティ ビューティ バイ リアーナ(FENTY BEAUTY BY RIHANNA)」やランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」を手掛ける歌手のリアーナ(Rihanna、本名はロビン・リアーナ・フェンティ)は、実父のロナルド・フェンティ(Ronald Fenty)らが経営するフェンティ エンターテイメント(FENTY ENTERTAINMENT)がリアーナの名前を無許可で使用し営業活動を行ったことが不当広告や不正競争、プライバシー侵害などに当たるとして、リアーナの名前の使用禁止やリアーナと関連があると第三者に誤認させたことで生じた損害の賠償などを求めてカリフォルニア州の裁判所に訴訟を提起した。

 2017年にフェンティ エンターテイメントを創業したリアーナの父ロナルドとモーゼ・ヨクタン・パーキンス(Moses Joktan Perkins)はリアーナ本人と関係があるかのように振舞っていたため、18年8月にリアーナは“フェンティ”という名称を使用しないよう求めたが受け入れられなかったという。また、同社はその他にもリアーナの許諾なく1500万ドル(約16億2000万円)相当のラテンアメリカ15カ所を周るコンサートツアーをブッキングしたり、40万ドル(約4320万円)でロサンゼルスの音楽フェスへの出演をブッキングしたりしていたという。訴状によると、「フェンティ氏はリアーナの父親ではあるが、リアーナを代理する権利は有しておらず、彼女の名前や知的財産権、パブリシティー権を行使する権利も有したことは過去に一度もない」という。

 フェンティ エンターテイメント側からはコメントを得られなかった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。