ゴールドウインは、南米最高峰のアコンカグア(6960メートル)の登頂を目指す冒険家・三浦雄一郎氏(86)の「MIURA ACONCUGUA 2019プロジェクト」のオフィシャルサプライヤーとして、同社が展開する「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」のウエアを提供している。
供給ウエアのメインである登山用防寒ジャケット“ヒマラヤンパーカ(Himalayan Parka)”は、優れた防風性や防水透湿性を持つ“ゴアテックス・メンブレン ウインドストッパー(GORE-TEX membrane WINDSTOPPRER)”や遠赤外線効果で自然な暖かさを持続させる光電子ダウン、中綿の偏りを防ぐことでコールドスポットを作らない“シェイプドバッフル構造”などのスペックを備えている。同製品は13年にも世界最高峰のエベレスト(8848メートル)に80歳で登頂した三浦氏を支えたジャケットだ。一般販売も行っており、価格は8万2000円。
その他、登山家のための“ヒマラヤンパンツ(Himalayan Pant)”や防水ランニングシェルパンツ“エイペックスGTX プロパンツ(APEX GTX Pro Pant)”、フリース生地を採用した防寒ジャケット“アンタークティカバーサロフトジャケット(Antarctica Versa Loft Jacket)”など、極寒の地での活動に特化したアイテムを供給する。三浦氏ら遠征隊メンバーのリアルな体験を今後の企画開発に生かす。
三浦氏は、1960年代にプロスキーヤーとして活躍。その後、エベレストの標高8000メートル地点からスキーで滑降した映画「エベレストを滑った男」がアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞を受賞し、冒険家として世界的に知られるようになった。13年の世界最高齢でのエベレスト登頂はギネス記録に認定され、現在もその記録は破られていない。
今回のプロジェクトでは、5日間でアコンカグアの山頂を目指す予定で、日本時間の18日午後にベースキャンプを出発した。