「WWDビューティ」1月24日号は、2019年春の美白・スキンケアの最新情報をお届けします。以前は“明るく美しい肌”にすることを目的とするアイテムが大半だった美白市場の考え方に変化が起きているようです。ピンポイント=点でのケアに加えて、肌全体=面にアプローチするアイテムが多数登場しています。スキンケアではこれまで以上に潤いや透明感、輝きといった切り口で肌全体を美しくするアイテムが主流です。
昨今の美白のニーズが色濃く反映された今春は、できてしまったシミやくすみはもちろん、潜在するシミやそばかすまでケアする、多機能で高機能な商品が多く見られる他、敏感肌に対応したものがみられるなど、カテゴリーとしての広がりも見せています。また、多様化するライフスタイルに対応した、スキンケアアイテム、パーソナライズされたアイテムにも注目です。
反面、ジャンル分けが困難で、垣根がなくなりつつある美白市場。散らす、消す、連鎖を防ぐことへの効果だけでなくエイジングケアとしての役割もあるなど、多様化するニーズに応えるための各メーカーの取り組みも紹介しています。アイテムではピンクカラーを配合することで透明感がさらにアップする乳液や化粧下地をはじめ、スポッツ、UVケアにインナーケアなど、さまざまに登場します。
ニュース面では、新規開発や美容へのアプローチ研究など取り組みが拡大している乳酸菌市場に注目した他、ロクシタン(L'OCCITANE)が買収したイギリス発のスパ&スキンケアブランド「エレミス(ELEMIS)」、日本での先行販売を皮切りにアジア地域で発売される「エスティー ローダー(ESTEE LAUDER)」のスキンケアをピックアップします。
女優の永野芽郁をイメージキャラクターに起用し、日本でのブランド育成を強化する「フリープラス(FREEPLUS)」、ヘンケルジャパンが日本に上陸させるスウェーデンのボディーケアブランド「バーネンゲン(BARNANGEN)」、「ワン バイ コーセー(ONE BY KOSE)」から登場する皮脂分泌を抑制する化粧水などを紹介しています。