ファッション

「メルシーボークー、」がアップサイクル企画 過去の商品を有松絞染して再販売

 エイ・ネットの「メルシーボークー、(MERCIBEAUCOUP,)」は、新企画シリーズ“もったいない”を2019年春夏からスタートさせた。デザイナーの宇津木えりが温めてきた企画で、過去の在庫に新たな加工を施した商品や、生産時に出た残布を用いたアイテムなどを提案するもの。従来は捨ててしまう服や素材に新たな価値を加えるアップサイクルに取り組む。

 1枚の生地から無駄が出ないように設計し、残布を折り紙風のデザインにして取り入れている。折り紙のモチーフは、定番であるやっこ、かぶと、朝顔、三角、袴などをかたどった。

 代官山店では1月29日まで、16年春~18年秋に販売していたアイテムに有松絞染を施した“アンコール有松絞り”の商品を販売中。Tシャツ(1万〜1万3000円)やシャツ(2万1000〜2万5000円)やボトムス(2万1000〜2万5000円)、バッグ(6500〜9000円)など13型をラインアップ。29日以降は新宿ミロード店(2月13〜24日)、ルクア大阪店(3月上旬)、ジェイアール名古屋タカシマヤ店(3月中旬)を巡回する。

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百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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