以前、「朝日新聞」にコメントを求められた時、「
ダブレット(DOUBLET)」の井野将之デザイナーを「ファッション業界における平成の喜劇王」と称したことがあります。その理由は、とってもカンタン。「ダブレット」の洋服って、本当に笑えるんです。しかも「クスリ」と微笑むくらいではなく、「ギャハハ」と抱腹絶倒しちゃうカンジ。洋服とは究極、「袖を通したら、楽しくなれるモノ」であって欲しいと願っているので、ず〜っと「ダブレット」LOVEです。
そんな「ダブレット」の2019-20年秋冬コレクションの展示会に行ってみると、今季も「抱腹絶倒」ウエアが豊作です。
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井野さん一番の自信作は、このチェスターコートやジャケットです。「え、フツーじゃね?」と思ったアナタは、甘〜い!このコートやジャケットは、別売り9000円(ちょっと高いなw)の巨大な肩パッドを内臓できるようになっています。で、パッドを入れて着ると、な、な、な〜んと、こんなカンジになるんです。
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「ねぇ、誰がこんなカッコで街を歩きたいワケ?」という愚問は、無視させていただきます。単純に、楽しくないですか?
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展示会では、「着てみたい!」「フランケンシュタイン(なのか?)になってみたい!」という来場者が続出しており、インスタグラムで「#doublet」とタグ検索すると、そんな動画や写真を見つけることができます。ファッショニスタのマスイユウくんは、流石のクオリティ。そして僕も、ユウくんのクオリティにはかないませんが、わざわざ井野さんにマスクまで借りて、こんな動画を撮ってみました(笑)。
「背中の写真には、何が?」
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そしてお次は、このコーチジャケット。一見すると、ただの黒い写真がペタペタ張り付いているように見えます。でもこれ、スマホのフラッシュをONにして撮影してみると・・・・・・。
「おお〜」。なんと、実におどろおどろしい写真が見えるのです。こういう「おお〜」なギミックが、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)「ディオール」ウィメンズ アーティスティック・ディレクターには大ウケで、「ダブレット」は昨年、LVMH ヤング・ファッションデザイナー・プライズのグランプリに輝きました。
こちらは、一見するとフツーのタートルネック。でも、首回りがヘンなことになっています。この切り込みは、ナンダ?早速、後輩のオーツカに着てもらいましょうw。タートルネックを顔にかぶせると、こんなカンジ。バカです。真剣にバカ。好きすぎます(笑)。
タートルネックにもあしらわれていましたが、ウールシャツなどの胸元には、あのブランドを彷彿とさせる文字を刻み、暗闇で光るスカルをプラス。「スーパードライ(SUPERDRY)」(あ、言っちゃったw)が実は「カワイイ」と思っているムラカミ、こちらはオーダーさせていただきました。
とまぁ、今季も「ダブレット」は爆笑モノのアイテムが目白押しです。コレクションの全貌はもう少し封印させていただきますが、ほかにも「ギャハハ」とか「おお〜」とか「うわ〜」なアイテムがいっぱいあります。それはまた、別の機会に!