日本百貨店協会は1月の最終金曜日である25日、加盟する全国の百貨店約150店超で、冬のセール第2弾として消費を盛り上げるキャンペーン「プレミアムウィンターバザール」を開始した。昨年夏もセール後の7月の最終金曜日から同様のキャンペーンを実施し、集客を促していたが、冬の開催は今回が初めて。バレンタイン商戦などと共に消費を喚起するのが狙い。政府主導で毎月最終金曜日に行っている“プレミアムフライデー”とタイミングを合わせている。
キャンペーン開始に合わせて、新宿高島屋前のオープンスペースで会見を行った。赤松憲・日本百貨店協会会長(三越伊勢丹ホールディングス会長)や磯﨑仁彦・経済産業省副大臣とともに、“プレミアムフライデー応援隊”に任命されたお笑い芸人集団、吉本坂46のトレンディエンジェルやはんにゃ、村上ショージらが登場。マフラーや帽子などの冬のギフト小物とチョコレートをアピールし、キャンペーンを盛り上げた。今後1年間、全国の百貨店で毎月最終金曜日に、吉本坂46メンバーによる、“プレミアムフライデー”告知の館内放送を流すという。
赤松会長は昨年の「プレミアムサマーバザール」キャンペーンを振り返り、「台風が直撃した地域もあったが、それ以外の地域では効果があったと聞いている。今後の課題はお客さまにどれだけキャンペーンを知っていただくか。吉本坂46の皆さんや経済産業省の後押しも受け、キャンペーンを国民的な行事にしていきたい」と語った。