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RIZAPがジャパンゲートウェイを売却 グループ構造改革に着手

 RIZAPグループは25日、子会社ジャパンゲートウェイの全株式を愛知県名古屋市の投資会社、萬楽庵に譲渡したと発表した。譲渡額は明らかにしていない。

 ジャパンゲートウェイは、ノンシリコンシャンプーの先がけとして人気を博したヘアケアブランド「レヴール(REVEUR)」の他、ボディーケアブランド「メルサボン(MELLSAVON)」などを展開。2017年12月にRIZAPグループの傘下に入った。新製品などの大規模プロモーション活動を行ってきたが販売実績が計画を下回り、19年3月期上期(18年4〜9月)は約20億円の営業損失を計上し、わずか1年1カ月でグループを離れることになった。

 譲渡先である萬楽庵の中村規脩・会長は、テレビ通販「ショップジャパン」を運営するオークローンマーケティングの創業者。萬楽庵が今後新規展開する通販事業の美容・ヘルスケアジャンルと、ジャパンゲートウェイの化粧品事業との間にシナジー効果が見込まれることから、今回の譲渡に至った。

 RIZAPグループは2年間で約50社を傘下に収めてきた積極的なM&A戦略が裏目に出て、18年11月に業績予想の大幅下方修正を発表。19年3月期通期の営業利益を当初の230億円から33億円の赤字へと修正し、グループの構造改革に着手している。なお、今回の譲渡により、RIZAPグループは約8億円の売却損を19年3月期第4四半期に計上する見込み。

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