眼鏡企業のジンズ(JINS)は、人工知能(AI)を駆使した新業態の次世代型ショールーミング店舗「JINS BRAIN Lab.(ジンズ・ブレイン・ラボ)エキュート上野店」を1月25日にオープンした。
同店は、独自に開発したAIによる機械学習(ディープラーニング)を活用した眼鏡のレコメンドサービス“ジンズ・ブレイン”を搭載した3台のスマートミラーによる瞬時の似合い度判定サービスと、スマートフォン専用アプリ“JINSアプリ”によるオンラインショップ同期のキャッシュレス決済が特徴だ。来店客は、厳選された270種類のフレームから“ジンズ・ブレイン”を活用して好きな商品を選んだ後、度数を測定し、“JINSアプリ”をダウンロードして購入。購入した商品は同店の他、「ジンズ」の各店舗、自宅、コンビニなど指定の場所で受け取ることができる。価格は、5000円、8000円、1万2000円(いずれもレンズ代込み)で、24時間以内に決済を完了すれば、10%割引となる。
同店は「ジンズ」全363店舗(2018年12月末時点)の中で32平方メートルの最小面積で、実店舗(オフライン)とオンラインを融合する実験店と位置づけ、在庫を持たず、試着用製品のみディスプレーし、スペース効率を最大化した接客を可能にしている。ジンズの広報担当者は、「通勤、通学の移動など、急いでいる方でも楽しみながら、スムーズにお買い物いただける業態だ。従来8人だった店頭スタッフは、4人で運営しており、営業効率も上がっている。今後、同店の反応を検証し、店舗機能やサービスの向上につなげたい」と話した。