「ヴォーグ ジャパン(VOGUE JAPAN)」や「GQジャパン(GQ JAPAN)」を発行するコンデナスト・ジャパンは1月31日、同社初のSNSオンリーメディア「ルーモア・ミー(RUMOR ME)」をローンチした。1995年以降に生まれた“ジェネレーションZ世代”をターゲットに、インスタグラム上で次世代のインフルエンサーの育成と輩出を目的としたさまざまなコンテンツを発信する他、イベントなども行う予定だ。
同メディアの立ち上げと共に、SNSを使ったPR企画などを行う企業geeksの山本哲・代表とインフルエンサー発掘プログラム「ルーモア・ミー オーディション」を共同開発した。コンデナスト・ジャパンが世界観や投稿のメッセージ性、フォロワーが求めるもの対する理解力、モチベーションなどの基準から58人の“インフルエンサーの卵”たちを選定。彼らに対し、クリエイティブ性を磨くためのトレーニング兼オーディションを全10回、1年を通じて実施し、同社認定のクリエイティブ・インフルエンサーを創出する。同社が11月に新設した部署ソーシャル タレント エージェンシーで「コンデナスト・ジャパン所属のインフルエンサー」としてマネジメントを行う。一定期間後はプログラムで得た知見を活かし、「ソーシャル メディア アカデミー」として一般向けの講座の実施などを計画する。
北田淳コンデナスト・ジャパン社長は「明確にZ世代をターゲットとしたメディアを今まで持っていなかった。彼らにとってSNSはなくてはならないプラットフォーム。『ルーモア・ミー』を通じて次世代のアップカマーの発掘はもちろん、Z世代のユーザーとラグジュアリー・ブランドとの接点の増加や、コンデナスト・ジャパンの新たな収益モデルの創出を目指す。1年目は赤字を想定しているが、2年目以降はクリエイティブ・インフルエンサーのイベントへの派遣といったタレント エージェンシーの事業や『ソーシャル メディア アカデミー』などで黒字化する計画だ」と語った。