「ディーゼル(DIESEL)」は、“フォロワーになれ(BE A FOLLOWER)”と題した2019年春夏のキャンペーンを公開した。同キャンペーンではインフルエンサーたちの日常をユーモアを交えて皮肉り、一般人であるからこそ得られる恩恵や気楽な生活に焦点を当てている。
キャンペーンでは、数々の著名なインフルエンサーたちとともに一般人が登場。インスタグラムで96万ものフォロワーを抱えるセルフィーフォトグラファーでモデルのジェニファー・グレイス(Jennifer Grace)や、自身のコスメブランド「KNC ビューティ(KNC BEAUTY)」を手掛け、33万のフォロワーを抱えるクリステン・ノエル・クロウリー(Kristen Noel Crawley)、ユーチューブのチャンネル「PAQ」を手掛けるインスタグラマーのエライアス・リアディ(Elias Riadi)、カニエ・ウェスト(Kanye West)やヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)のコミュニティーに属するスタイリスト、ブラッディ・オシリス(Bloody Osiris)、そして日本からはAMIAYAが登場する。
キャンペーン動画では、インフルエンサーであるからこそ陥る厄介なあるあるネタを、インフルエンサーたちが演じ、その後「ディーゼル」をまとった一般人の、そうしたしがらみや厄介な日常にとらわれない気楽な生活を映して両者を比較。例えばAMIAYAが登場する動画では、映えるフードの写真を撮ろうと2人が躍起になっている一方で、道端のフードスタンドで何も気にせずハンバーガーやポテトを食べる一般人の生活を映す。リアディが登場する動画は、リアディが彼女といい雰囲気になったときに彼女のオシャレなレースアップブーティーをすぐに脱がすことができずに苦戦しているのに対し、「ディーゼル」を着たカップルはさらりと服を脱ぐことができるというストーリーだ。
同キャンペーンは、イタリアのクリエイティブ・エージェンシー、パブリチス イタリア(Publicis Italia)との提携で、またキャンペーンイメージは「トイレットペーパー マガジン(TOILETPAPER magazine)」を手掛けるアーティストのマウリツィオ・カテラン(Maurizio Cattelan)と写真家のピエールパオロ・フェラーリ(Pierpaolo Ferrari)が担当した。
「ディーゼル」はユーモアや皮肉を交えたキャンペーンを得意としており、これまでもオートクチュールならぬ“Hate Couture(ヘイトクチュール)”キャンペーンや、コピー商品を皮肉って自ら「ディーゼル」のコピー商品を作るなどといったキャンペーンを行っている。