ユナイテッドアローズ(UA)の2018年4〜12月期連結売上高は、ウィメンズ全般や子会社コーエン、ECが好調に推移し、前年同期比2.3%増の1178億円だった。売上総利益率(粗利率)は暖冬による冬物商品の早期値下げなどを実施するも、ウィメンズの中軽衣料が好調に推移し、同0.1ポイント上がり52.7%となった。利益面では、物流倉庫再編のための大型投資やコーエンのテレビCMなどの販管費の増加により、営業利益は同2.1%減の95億円だった。
既存店売上高は、小売りとECの合計が同5.9%増、内訳は小売りが2.0%増、ECが20.4%増だった。EC全体の売上高は同9.1%増の185億円となり、全社売上高に占めるEC売上高の割合は19.0%になった。来期は中期ビジョン戦略「実店舗の強みを生かしたEC拡大」で自社ECの開発・運営体制を見直すなどで、売り上げ増を目指す。来期は約16億円を投資する予定だ。
19年3月期の連結売上高は、前年比1.2%増の1563億円、営業利益が同3.2%増の108億円、経常利益が同2.1%増の110億円、純利益が同14.3%増の60億円を見込む。