ビジネス

デサントが伊藤忠のTOBに反対表明 

 デサントは7日、筆頭株主の伊藤忠商事が1月31日に表明していたTOB(株式公開買付)への反対意見表明を発表した。伊藤忠出身の2人の取締役をのぞく8人の取締役と3人の監査役が全会一致で決議。「公開買付けは強圧的な手法により一般株主に対して正当な保障がなく、伊藤忠が当社の経営にリスクを負わせる」「買い付け成立後は伊藤忠商事グループの利益優先の経営がなされ、企業価値が毀(き)損する可能性が高い」と批判。

 また、先に伊藤忠が指摘した日本事業が営業赤字に近いことなどについて「デサントジャパンの2018年3月期の売上高は506億円、経常利益9億3200万円、純利益9億6200万円を計上している」などと反論している。伊藤忠によるTOBは、日本を代表する商社とアパレルによる敵対的TOBに発展する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。