ゴールドウインは8日、2019年3月期の連結業績予想を上方修正した。暖冬にもかかわらず「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」を主力としたアウトドアブランドの防寒着が好調だったため。修正後は売上高830億円(修正前は800億円)、営業利益112億円(同91億円)、純利益82億円(同63億円)と予想。同社は今期の業績予想を8月、11月にも上方修正している。
8日に発表された18年4〜12月期の連結業績は、売上高が前年同期比23.0%増の637億円、営業利益が同78.4%増の116億円、純利益が同65.4%増の76億円だった。特に秋冬シーズンの10〜12月期の売上高は、前年同期比31%増だった。17年10〜12月期の売上高も同26%増という高い伸び率だったため反動も予想されたが、「先行受注会での反応が非常によかったため、ダウンジャケットなどの防寒着をきちんと仕込んだことが奏功した」(同社広報)という。各社の防寒着の苦戦を横目に、11月中旬以降の気温低下で一気に消化が進んだ。今期スタートした「ウールリッチ(WOOLRICH)」も好調に推移した。