暗闇バイクエクササイズを行う「フィールサイクル(FEELCYCLE)」運営会社のフィールコネクションは、東京・南青山にアパレルのセレクトショップ「ディファレントリー(DIFFERENTLY)」を2月10日にオープンする。“地球を遊ぶ”をコンセプトに、イタリアやポーランドなど各地で買い付けた日本未上陸の約10ブランドの他、「フィールサイクル」のオリジナル商品をそろえる。30~40代の女性をメインターゲットに据え、デニムや前面にアートを施したニットなど、カジュアルアイテムを中心にラインアップ。エントランスには1カ月ごとに各国のアーティストの作品を展示するギャラリーを併設する。
同店のディレクションやオリジナル商品を手掛けているのは、真木賢太郎アパレル&グッズ事業部長だ。過去にアパレル企業で販売や企画、バイヤーなどを経験した真木事業部長は「トレンドを意識したビジネス先行型の商品ラインアップではなく、職人やデザイナーたちが本気で作り、着てかっこいいと思えるものだけをそろえた。昔のセレクトショップの感覚だ」と語る。一部の取り扱いブランドとは、生地の選定などを共同で行い、商品を開発している。「コラボするなら、一から一緒にデザインをしようとお願いした。あくまでコラボではあるが、ブランドの人たちと新しいブランドを作っているような気持ちになった」。
今後はアパレル以外にも取り扱い商材を拡充していくという。「ギャラリーではアートを展示しているように、ショップにはアパレルに限らず人が本気で作ったものを増やしていきたい」と語る。同店の業績次第では海外進出も視野に入れているという。「“地球で遊ぶ”をコンセプトに据えているので、必ずしも日本だけでショップを運営する必要はない。商品を共同開発しているブランドからは一緒にショップをやろうという声もかかっている。ゆくゆくは海外で、日本の“本気”を提案していきたい」。