ビジネス

ポーラ・オルビスHDが18年12月期業績予想を下方修正 「ジュリーク」で減損損失113億円

 ポーラ・オルビスホールディングスは12日、2018年12月期の連結業績予想を下方修正した。同グループのナチュラルスキンケアブランド「ジュリーク(JURLIQUE)」の減損損失約113億円を計上するため。売上高は修正前の当初予想から1.8%減の2485億円(修正前は2530億円)、営業利益は同5.1%減の394億円(同415億円)、経常利益は同6.3%減の389億円(同415億円)、純利益は同60.7%減の83億円(同211億円)と発表した。

 減損損失は、「ジュリーク」が計画に対して大きな隔たりがあることにより、同ブランドにかかる固定資産(のれん約8億円、商標権約84億円、その他の有形・無形固定資産約21億円)の約113億円を計上した。

 修正の理由として同社は、「売上高は中国を主としたインバウンド・バイヤー需要のトレンド変化に加えて、『ジュリーク』ブランドが計画を下回ったことから、前回発表予想より約45億円減少する見込み。 営業利益は売上高の計画差異による売上総利益の減少、経常利益は為替差損の影響により、前回発表予想よりそれぞれ約21億円と約26億円減少する見込み。また、当期純利益については、経常利益の減少および減損損失として特別損失約113億円を計上することなどにより、前回発表予想より約128億円減少する見込み」とコメントしている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。