ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、2020年末竣工を目指した新たな拠点を千葉市内に開設する。千葉市と千葉大学の2者と包括的連携協定を締結、街の魅力の向上や人的・知的資源の交流も行う。新拠点の場所は千葉大学の西千葉キャンパスから徒歩でわずか数分の距離。木を基調に、ガラス張りの開放的なデザインになる。設計は、同社の物流拠点「ゾゾベース(ZOZOBASE)」や東京・青山のオフィスなどを手がけた、建築家の中村拓志氏が率いるNAP建築設計事務所。1983平方メートルの敷地に、地上2階、地下1階になる。
ZOZOは新拠点開設と連携協定締結の狙いを、「楽しく働くことを体現し、ZOZOの新たなシンボルにしたい」という。新拠点は京成線みどり台駅の近く。オフィスの建築も吊り構造とすることで柱を少なくし、フロア内も仕切りのないデザインになる。同拠点を置く西千葉エリアは千葉大学などの教育施設を軸にした文教エリアとして知られている。