資生堂は、2019年春夏のトレンドメイクアップ&ヘアを発表した。“ネオ・フェミニン”をキーワードに、隙のない肌づくりや自分流のアレンジで楽しむポイントメイク、セミロングヘアがポイントだ。
1987年から「ビューティートレンド研究」を行なっている資生堂ビューティークリエイションセンターがトレンドを予測。雑誌とSNSからのトレンド予想が、秋冬の目元か口元かのどちらかの「盛り」から、春夏は目元と口元両方にボリュームを出す「W盛り」メイクが台頭。また、街頭トレンドから化粧感のアップやセミロングの復活などが見て取れたという。
提案する肌は、全体のトーンを上げるパープル系の下地がおすすめ。明るめのファンデーションをムラなく塗布し、気になる部分はコンシーラーでカバー、マットな質感の仕上がりが今季流。チークはなじみやすいブラウンやオレンジで、アイシャドウもオレンジ系でグリッターやパールの質感を選ぶと、マットな肌とのコントラストでトレンド感を演出できる。アイラインはごく細くまつげの際に引く。リップは、唇の輪郭をしっかり取ることがポイントだ。
ヘアはセミロングで、顔まわりがスッキリする長さでクリーンな印象を作る。ヘアアイロンを使って内巻きと外巻きをミックスし、ランダムな動きのあるヘアを提案する。
資生堂ビューティクリエイションセンターには、プロのメイクアップアーティストが約40人在籍。宣伝広告のヘアメイクやアイテムのカラークリエイションをはじめ、パリやニューヨーク、東京などで開催されるファッションショーのバックステージなどでも活躍している。「ビューティトレンド研究」は商品開発やマーケティングなどに活用している。