ファッション・ウイークでは、ランウエイから発信されるトレンドと共に、会場に集まるファッション業界関係者が何を身に着けているかも重要な取材ポイントだ。特に後者は、そのまま間を空けずに日本の街に広がる可能性が高い。そんな視点でロンドン・ファッション・ウイークを見ていると、来場者たちがこぞって取り入れている“ヘアピン”を使ったヘアアレンジが非常に気になる。日本でも今春夏にヒットしそうなヘアピンアレンジを一足早くチェック!
ヘアピンといってもさまざまな種類があるが、ロンドンで目立っているのは大きく分けて3種類だ。1つ目は、ラインストーンのタイプ。特に、“GIRLS”や“KISS”といったワードをレタリングしたデザインが目をひく。ロンドンガールズに人気のブランド「アシュリー ウィリアムス(ASHLEY WILLIAMS)」がラインストーンのレタリングアクセサリーをシグネチャーとしており、実際アシュリーのショーにはポップな色の髪にレタリングヘアピンを付けた来場者が多数。ポジティブな単語の他、“SORROW(悲しみ)”“ANXIETY(不安)”といったワードを付けている人もいるのが、意外性があってちょっと楽しい。30代以上の人の中には、「1990年代に、こういうラインストーン使い流行ったな」と懐かしく思い出す人もきっといるはずだ。
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2つ目はパールビーズのヘアピン。こちらは「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」のシグネチャーだ。三角形の形をした往年の“パッチンクリップ”をパールビーズでかたどったものや、大小のパールビーズを組み合わせたものなどをよく見かける。
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3つ目は、マーブル模様のプレキシグラスを使ったタイプ。1つだけ付けるのではなく、2本、3本とサイドに複数付けするのがポイントだ。このタイプに限らず、ラインストーンのヘアピンもパールヘアピンもとにかく複数付けするのが今っぽい取り入れ方。ヘアピンよりも少々大きなバレッタを取り入れている人もいて、これもこれで見逃せない。
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