松屋銀座本店6階に2月17日、都内最大級のランジェリー&ナイトウエア売り場が登場した。以前のランジェリーだけの売り場にパジャマやラウンジウエアを集約し、これまでの約3.4倍の約800平方メートルに拡大した。
ナイトウエア売り場「ル ランジェスリープ(LE LINGE SLEEP)」の面積はこれまでの約10倍の160平方メートルで、全14ブランド1100点以上を販売する。目玉は、ベッドを配置し照明や音響にもこだわった寝室のようなフィッティングルームで、パジャマを着用しベッドに寝転んで着心地を試せるようになっている。このフィッティングルームを導入したのは、より上質で着心地のよいパジャマを探しているというランジェリー売り場の顧客の声からだ。寝室の中にはクローゼットもあり、ラウンジウエアやTシャツなどを提案するが、売り場から選んだ商品をじっくり試せる。販売するブランドは、オーガニックコットンを使用した「ナナデェコール(NANADECOR)」や「プライベート・スプーンズ・クラブ(PRIVATE SPOONS CLUB)」「ボリエッティ(BOGLIETTI)」などで、価格帯は8000~4万円と幅広い。
松屋の岩井実佐・婦人三部 四課 ランジェリー係マネジャー(課長補佐)は、「ランジェリー売り場では客単価をキープしている。洋服をというよりは内向きの消費動向で、上質なパジャマやラウンジウエアを求める傾向にある」とコメント。ゆくゆくは、7階の寝具やアロマ売り場などと連携を図っていくようだ。
ランジェリー売り場「ル ランジェ」は約640平方メートルで、3万点以上を販売する。「ラペルラ(LA PERLA)」や「プリマドンナ(PRIMA DONNA)」「オーバドゥ(AUBADE)」「ハンロ(HANRO)」などのインポート12ブランドの他、「ランジェリーク(LANGELIQUE)」やワコールのサイズオーダーブランド「デューブルベ(DUBLEVE)」、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの「スロギー(SLOGGY)」など国内16ブランドを取り扱う。ゆったりとした売り場の各所に広いフィッティングルームが設けられており、高級感溢れる売り場になっている。