ファッション

インバウンドを越える越境EC 参入する企業の取り組みとは

 いま、インバウンド需要よりも大きなマーケット成長を期待する越境ECに注目が集まっている。日本からの越境EC市場は中国向けとアメリカ向けの2つに分けられることが多いが、経済産業省における2014年の統計では、中国人が日本から越境ECを通じた商品の購入金額が6064億円、観光庁の訪日外国人消費行動調査による、同年の訪日中国人の旅行消費額が5583億円と、越境ECがインバウンドを上回っていることがわかる。さらに、経済産業省では中国人による日本からの越境ECによる購入金額が2018年までに約1兆3943億円にまで拡大する可能性があると予測している。

 越境ECの成長に伴い、販路拡大を狙う日本企業の新規参入が相次ぎ、自社サイトや携帯電話向けのアプリを立ち上げるケースが目立っている。そこで、今年4月にオープンしたオーガニック・ナチュラル商品を展開する「ナチュラカート(naturacart)」や、昨年7月にECアプリ「ワンドウ」をリリースアウトした「インアゴーラ(Inagora)」の取り組みを紹介する。

次ページ:オーガニック&ナチュラルに特化した商品が1300点「ナチュラカート」 ▶

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。