ファッションビル「渋谷109」を運営するSHIBUYA109エンタテイメントは、飲食事業に参入する。渋谷発の名物フードの開発を目指し、飲食メーカーや飲食店、インフルエンサーとコラボレーションし、メニューを共同開発。今夏に渋谷109にオープン予定の「イマダ キッチン(IMADA KITCHEN)」で販売する。渋谷109はこれまでの“ギャルの聖地”から、体験や共感を重視する新コンセプトでのリニューアルと新事業開発を進めており、4月中旬には象徴的なマルキューロゴの交換も行う。
「イマダ キッチン」は、同社のマーケティング機関の“シブヤイチマルキューラボ(SHIBUYA109 LAB.)”が行った20歳前後の若者への調査で、食べ歩きへの関心が高まっていることが出発点になっている。これまでファッションに比べ手薄だった“フード”で渋谷発を打ち出すことで、新しいトレンドアイテムの開発につなげる。今後は渋谷109内での販売だけでなく、ライセンスや卸売り、催事など、外部出店などにもつなげる計画だ。