2月20〜25日、2019-20年秋冬のミラノ・ファッション・ウイークが開催された。会場付近で目を引いたのは、ベージュカラー。カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏のデッサンから作る最後のコレクションとなった「フェンディ(FENDI)」2019-20年秋冬コレクションのキーカラーでもあったベージュは、ストリートブームからフォーマル回帰という流れの中、テーラードジャケットやトレンチコートといったベーシックだが廃れることのないアイテムの中に見ることができた。
今回のミラノ・ファッション・ウイークの注目トピックは先シーズン、パリでコレクションを発表した「グッチ(GUCCI)」の“帰郷”だ。明らかに「グッチ」の来場者だと分かる個性的なファッションをまとった人々がミラノの街を彩った。また初めてミラノコレに挑戦した「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」がそのプレゼンテーションにストリートハントしたというシニアモデルを多く起用したことも話題となったが、オフランウエイでも多くのシニア世代のファッショニスタの姿が見られた。