ビジネス

ワールドが韓国法人を現地企業に売却

 ワールドは26日、100%子会社の韓国法人ワールドコリア(ソウル、鈴木信輝代表理事会長)の全株式を現地企業の大明化学に譲渡すると発表した。譲渡金額は22億8000万ウォン(約2億2800万円)。韓国で実店舗からECまで強力な流通網を持つ大明化学とライセンスおよびディストリビューション契約を結び、事業拡大のスピードを上げる。

 韓国法人は2001年に設立。百貨店を主販路にし、昨年9月時点で「オゾック(OZOC)」を29店舗、「アダバット(ADABAT)」を6店舗運営する。18年3月期業績は売上高が144億700万ウォン(約14億円)、純損益が3億8100万ウォン(約3810万円)の赤字だった。損失幅は改善しているものの、近年は苦戦が続いていた。

 大明化学のリテール部門はEC、テレビ通販、アウトレットなど多様な販路を持っている。現地企業に任せることで、意思決定の迅速化とエリア特性にあったマーケティング戦略を推し進める。既存の2ブランド以外の新規ブランドの導入も計画する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。