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ワールドが韓国法人を現地企業に売却

 ワールドは26日、100%子会社の韓国法人ワールドコリア(ソウル、鈴木信輝代表理事会長)の全株式を現地企業の大明化学に譲渡すると発表した。譲渡金額は22億8000万ウォン(約2億2800万円)。韓国で実店舗からECまで強力な流通網を持つ大明化学とライセンスおよびディストリビューション契約を結び、事業拡大のスピードを上げる。

 韓国法人は2001年に設立。百貨店を主販路にし、昨年9月時点で「オゾック(OZOC)」を29店舗、「アダバット(ADABAT)」を6店舗運営する。18年3月期業績は売上高が144億700万ウォン(約14億円)、純損益が3億8100万ウォン(約3810万円)の赤字だった。損失幅は改善しているものの、近年は苦戦が続いていた。

 大明化学のリテール部門はEC、テレビ通販、アウトレットなど多様な販路を持っている。現地企業に任せることで、意思決定の迅速化とエリア特性にあったマーケティング戦略を推し進める。既存の2ブランド以外の新規ブランドの導入も計画する。

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