ネイチャーラボの研究開発部門であるセルラボは、白髪ケアへの新たなアプローチとなる“ブラックリバース処方”を発表した。これは“白髪を本来の髪色に戻す”という画期的な処方で、セルラボが国内外の機能性原料開発の専門家とともに、7年の歳月をかけて研究開発したものだ。
“ブラックリバース処方”とは、白髪が発生する原因として考えられる“メラニンの減少”や“酸化ストレスの増加”に働きかけ、細胞の機能を活性化させることで本来の髪色に戻すという根本ケアだ。具体的には、メラニン活性や抗酸化に作用する“グレーバース”、頭皮環境改善に働きかける“アセチルテトラペプチド-3”を中心に、毛包や毛根、細胞シグナルにアプローチし、メラニン形成に関わる細胞の活性化へと導く。
メラニン色素がなくなってしまった白髪、つまり“真っ白な白髪”をリバースさせることは難しいが、メラニン色素が少しでも残っている白髪(ややグレーがかった白髪や、先端や根元など一部が黒い白髪)はリバースできるという検証結果を得ている。
「主にファーストグレイ世代に向け、これまで“隠す”ケアしかなかった白髪ケアカテゴリーに、“戻す”という新たな選択肢を提供できるようになる。“染める”ことを否定するものではなく、グレイカラー(白髪染め)を使用している人にも、併用することで染める回数を減らせるなどのメリットがある」とセルラボ所属の竹岡篤史・共同開発コンサルタントは話す。関連する製品は4月に登場する予定で、注目が集まりそうだ。