パルコは2月28日、宇都宮パルコと熊本パルコの閉店を正式に発表した。そのため第4四半期(2018年12月〜19年2月)に宇都宮パルコで約22億円、熊本パルコで約10億円、その他店舗の減損損失で13億円、合計45億円の特別損失を計上し、19年2月期の業績見通しも下方修正した。
宇都宮パルコの閉店は5月31日で、閉店の理由に郊外のショッピングセンターやアウトレットモールの開業を挙げている。熊本パルコは20年2月29日に賃貸契約の満了に伴い営業を終了するが、ビルオーナーとの間で複合ビルへの建て替えと新しい商業施設の展開について検討を進めているという。19年2月期の見通し(国際会計基準)は、売上高にあたる営業収益を937億円から908億円に、営業利益を108億円から51億円に、純利益を71億円から31億円に修正した。
なおパルコの28日の株価は14時ごろに急落し、終値は前日比3.28%安の1063円だった。