2月25日〜3月1日に「WWD JAPAN.com」で掲載した記事の中から、5本の主要ニュースをお届け。併せて人事ニュースもまとめて紹介する。
【今週の主要ニュース】
1
/
5
パルコが宇都宮と熊本の閉店を正式発表 特損45億円を計上
パルコは2月28日、宇都宮パルコと熊本パルコの閉店を正式に発表した。そのため第4四半期(2018年12月〜19年2月)に宇都宮パルコで約22億円、熊本パルコで約10億円、その他店舗の減損損失で13億円、合計45億円の特別損失を計上し、19年2月期の業績見通しも下方修正した。(詳細はこちら)
伊藤忠がTOB期間中のデサントとの話し合いを打ち切り
伊藤忠商事は28日、同社がTOB(株式公開買い付け)を実施するデサントに関して、3月14日までのTOB期間中の話し合いを打ち切ると発表した。伊藤忠によると、両社はTOB開始後の2月11日、13日、15日、20日の4回にわたり、デサントの石本雅敏社長とTOB終了後の経営体制などについて話し合ってきた。しかしその間にも、石本社長ら同社経営陣がメディアの取材に応じて伊藤忠の行為を批判したり、一部事実と異なる発言をしたりしていると伊藤忠は問題視。経営体制の方向性を一致させていく話し合いは困難と判断した。(詳細はこちら)
「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー」の常設店 PHOTO : SHUHEI SHINE
“ZOZOARIGATO”に割引表示の切り替え機能 テナント側の不満解消なるか
ファッションEC最大手の「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、有料会員制の割引サービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」のサイトでの画面表示に関して、出店企業が選べる機能を追加した。同サービスは昨年12月の導入後、画面上では定価に並ぶ形で会員向けの10%の割引価格が表示されることなどに出店企業から批判が集まり、オンワードホールディングスやライトオンなどのゾゾタウン撤退につながった。今回、割引価格のない画面表示を選べるようにすることで、出店企業の理解につなげたい考え。(詳細はこちら)
伊勢丹メンズの2階と6階がリニューアル 「バレンシアガ」「オフ-ホワイト」などが初出店
伊勢丹新宿本店メンズ館は、3月16日に予定している全館リモデルに先駆けて、2階と6階を27日にリニューアルオープンした。 2階には「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」が常設店として同店に初出店するほか、「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」や「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」など国内外の新進気鋭クリエーターやデザイナーが手掛けるクリエーション色の強いブランドが65ブランド集まる。改装工事に伴い1階に移設していたコーナー・コム デ ギャルソン(CORNER COMME DES GARCONS)も2階で営業を再開した。(詳細はこちら)
米「ギャップ」が230店閉店 「オールドネイビー」は独立企業に
米ギャップ(GAP)の2019年1月期決算は、売上高が前期比4.5%増の165億8000万ドル(約1兆8238億円)、営業利益が同7.9%減の13億6200万ドル(約1498億円)、純利益は同18.2%増の10億300万ドル(約1103億円)だった。(詳細はこちら)
【今週の人事ニュース】
1
/
4
「キッカ」ブランドクリエイターの吉川康雄メイクアップアーティストが退任
カネボウ化粧品が手掛けるメイクアップブランド「キッカ(CHICCA)」は1日、長年ブランドクリエイターを務めた吉川康雄メイクアップアーティストの退任を発表した。3月31日が契約期限となり、両者の話し合いから更新せずに満了となった。ブランドは今後も継続し、2019年秋冬コレクションまでは吉川メイクアップアーティストが手がけたアイテムを発売する。後任は現在検討中。(詳細はこちら)
Laline JAPANの公式サイトから
TSI傘下Laline JAPANの新社長はZOFFから
イスラエル発ライフスタイルコスメブランド「ラリン(LALINE)」を展開する、TSIホールディングス傘下のLaline JAPANは3月1日付けで、新社長に眼鏡のZOFFで執行役員事業本部長を務めた山本直樹氏が就任したと発表した。竹澤隆史前社長は退任した。(詳細はこちら)
「アエラスタイルマガジン」の公式サイトから
朝日新聞出版の「アエラスタイルマガジン」の編集長が交代
朝日新聞出版は、年4回発行の男性誌「アエラスタイルマガジン(AERA STYLE MAGAZINE)」の山本晃弘編集長が退任し、後任に藤岡信吾副編集長が就くことを発表した。3月末発売予定の春号が、現体制では最後の号となる。(詳細はこちら)
小濱英之氏
ワークマン次期社長に小濱取締役 「ワークマンプラス」拡大戦略を引き継ぐ
作業着のワークマンは、4月1日付で取締役スーパーバイズ部長の小濱英之氏(49)が次期社長に昇格するトップ人事を発表した。現社長の栗山清治氏(64)は取締役に退き、6月の株主総会後に退任する。今年からカジュアル業態「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」の出店を拡大するのを機に経営の若返りを図る。(詳細はこちら)