ウィゴー(WEGO)は2日、東京・原宿のソラド原宿地下1階の「ウィゴー」原宿竹下通り店をリニューアルオープンする。
同店は2008年にオープンし、約590平方メートルの店内には「ウィゴー」のオリジナルアイテムのほか、韓国ブランドのセレクト商品や古着、雑貨などをそろえ、竹下通りを行き交う若年層に人気を博してきた。リニューアルは木内俊文がアートディレクションを手掛け、ウォールペイントなどを随所に施したストリートライクな雰囲気に刷新した。
古着や韓国のブランドのアパレル、1000~2000円台が中心のプチプラコスメの品ぞろえを強化し、さらに、オリジナルの新品商品とともに古着を商品棚やマネキンに織り交ぜた。園田恭輔社長は「若い層だけでなく、外国人、子連れの女性など幅広い人々に面白いと思ってもらえる売り場」にこだわったと話す。
園田社長は昨年9月の就任以降、店頭改革を進めてきた。在庫コントロール精度を高め、商品あたりの予算を明確化して商品の消化率が向上した。値引きを抑制したことで粗利も改善した。不採算店舗の整理にも取り組んだが、2018~19年秋冬の売り上げは前期比微増で着地したという。
「実店舗の再強化」をテーマに掲げる園田社長は、今回の原宿店のリニューアルを皮切りに店頭改革を加速させる。「ここ(原宿竹下通り店)は『ウィゴー』を象徴する店の一つ。リアルならではの購買体験が楽しめる売り場作りに努力するとともに、他の店にも波及させていきたい」。