「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN以下、ドリス)」の2019-20年秋冬コレクションが披露された日は2月にもかかわらず気温も高く、雲一つない快晴。来場者も、おしゃれな来場者をキャッチするフォトグラファーも自然と気分が盛り上がるような気候だ。
「ドリス」のショーは、来場者のブランド着用率が高く根強いファンに支えられていることがうかがえる。筆者は、全身「ドリス」を身にまとった女性に「『ドリス』の大ファンなんだけど、ショーのチケットが余っていたら譲ってもらえないだろうか」と話しかけられた程。
そんな「ドリス」の会場前で来場やショーに登場したモデルの着こなしをチェックした。若者が大挙して押しかけるブランドではないが、“オトナの女性”がそれぞれの個性を出したファッションが見られた。また、プリント柄の美しさで知られる「ドリス」だが、柄と柄を組み合わせ、なおかつきれいにまとめる高等テクニックでファッションを楽しんでいる来場者も多かった。