ボーイズグループiKONは2月27日発売の新アルバム「NEW KIDS」のリリースを前に記者会見を行った。音楽のみならず、ファッションアイコンとしても支持され、3月には音楽、映画、技術などを網羅する米マルチメディアフェスティバル「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」への参加で米進出を果たすなど、世界からの注目も高まっている。記者会見ではメンバーがその「LOVE SCENARIO」を含む新アルバムの魅力を語った。
同グループが昨年リリースした「LOVE SCENARIO」は韓国で幼稚園児まで歌えるほどの社会現象となった。楽曲はメンバーのB.Iが作詞作曲を行なったが、「映画『LA LA LAND』からインスピレーションを得た」と話す。「淡々としていて、目では泣いているけれど口元は笑っているような、複雑な感情を込めた曲。作っていた当時は子どものような純粋な気持ちで、遊ぶように作っていた。純粋な気持ちが届いたからこそ子どもたちにまで届く曲になったと思う」と人気の秘訣を語った。
作年末に行われた韓国を代表するさまざまな音楽賞レースを総なめ。JAYは「アーティストなら一度はもらいたいと思う夢のような大賞をもらえた」と目を輝かせ、CHANも「大賞を取ることができたことは嬉しかったし驚きだった。マネージャーやスタッフのみなさんも喜んでくれたので嬉しかった」と語ったが、その準備にも苦労したようで「最初の授賞式は準備に2カ月ほどかかった。その他もそれぞれ1週間くらい時間をかけた」とB.Iは語った。
昨年は日本ツアーも行い、20万人を動員。昨年12月には京セラドーム大阪でツアー最終公演となるライブを行い、2年連続でドーム公演を成功させた。JU-NEは「昨年はアルバムをたくさん出せたし、休む暇もないくらいずっと活動できた。感謝の気持ちでいっぱいの一年」と駆け抜けた一年を振り返る。さらに「今年もずっと走りたい。できたら日本の活動もたくさんしたい」と意気込む。3月20日にはツアー最終公演を収録したDVDが発売され、5月にはBOBBYとB.Iのユニットで活動が行われる予定だ。