「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」のショーが行われたパリ7区の化学会館は、狭い路地のちょうど真ん中あたりに位置する。歩道は人が2人並んで通れる程度の幅しかなく、会場前はドアオープンを待つ来場者でごった返していた。車道に至っては会場へ向かう車で大渋滞だ。それでもファッション感度の高い「Y/プロジェクト」の来場者をスナップしようと会場付近には大勢のフォトグラファーが集結した。
2019-20年秋冬シーズンとなる今季は、エレガントでセンシュアル、ドラマチックな要素を全面に押し出したコレクションだった。一方で、ストリートブランドとしての認知度が高いことからも、ストリート寄りのコーディネートが目立った。一方で、今季のトレンドともいえるテーラードを早くも取り入れている来場者の姿も。また、アジア人が多いことからもアジア圏での人気の高さがうかがえた。